木工 DIy 初心者の基礎|上達する5つのポイント

木工の基礎
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木工の基礎|その5つのポイント

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木工DIYでは、下記の5つのポイントが揃っていることが出来栄えのいい作品の基礎だと考えます。

1.各部材が正確に切断されていること

設計図を元に各部材を切断して行くことから木工作業は始まりますが、実はその前の板材に書かれた墨線が正確な寸法で書かれているかが問題になります。

ホームセンターで板材のカットを依頼した場合は除き、自分で切断する場合には、墨線が正確に引かれているかどうかが、正確な切断の前提条件になります。

正確な墨線の引き方は、別の記事「木工DIYの精度を決める墨線の引き方」で説明しています。

この記事にある、正確な墨線の引き方をすれば1mmの狂いもないものになります。

是非、そちらの記事も参照してみて下さい。

この墨線の引き方と切断の精度が低いと下記の2点の問題が発生してしまいます。

1mmの誤差が5回積み上がると5mmの誤差に

普段の生活の中では、どこかに1mmの誤差があったとしても、それほど気にならないものです。

ただ、木工作業の中ではその1mmの差が後々問題になる場合があります。

 

mesurments-of-design-drawing-for-book-shelf【クリックで拡大】

 

上図のように、モノを入れるスペースの幅を全て300mmになる棚を作ろうとした場合、実際に出来上がった作品が下図のように、もしスぺ―ス1か所につき1mmの誤差があったとしたら、1つ1つの本箱の横幅の誤差が重なり、最終的に設計図より5mm大きいものが出来上がってしまいます。

 

actual-mesurments-of-book-shelf【クリックで拡大】

 

この積み上がった5mmの差は大きく、ひょっとしたらこの棚を設置しようとしていた隙間に入らなくなる可能性があります。

もし、設計図通りに修正しようとするとかなりの手間になってしまいます。

この例の場合、モノを置くスペースが5箇所ですが、倍の10ヶ所だった場合には、1ヶ所の誤差がたった1mmだったとしても、累積された誤差は1cmにもなってしまいます。

 

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また、上の左図のように正確に切断出来ていないことは、短ければ隙間が出きてしまい、長ければ段差となってしまいます。

人間の目は思った以上に正確に対象物を見る力があるので、その誤差を見抜き、見る人に、作品の出来栄えが見劣りしたものに見えてしまいます。

切断面が直角でないと

 

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特殊なデザインを除き、木工作業は、切断面が直角になっている箱で組み立てられていることがほとんどです。

もし、部材の縦、横の長さが正確に切断されていたとしても、切断された部材の角度が木の表面に対して、直角に切断されていなかった場合、少し極端ですが、上の左図のように組み立てられた四角の箱は、いびつなものになってしまいます。

さらにこの角度の誤差は、誤差がわずかだったとしても、組み立てる段階で、部材同士に隙間が出来てしまう可能性もあります。

部材の隙間は大きいほど接着力が弱まり、その結果、箱の今強度は隙間の大きさに応じて弱まっていきます。

特に木工初心者の方には、のこぎりで部材を切断すると、上から見て、木の表面上は真っ直ぐに切れていても、その切断面が傾いていて、直角になっていない場合が多いと思います。

それに気づいて修正しようとしても、手工具のカンナで修復するにはかなりの技術が必要でなので、修正することはほぼ不可能でしょう。

別の記事の「のこぎりの使い方のコツ」で、のこぎりの正確な切断をする秘訣について説明しています。

また、ジグソーをお持ちの方は、ジグソーで正確な直線を切る方法については、別の記事の「ジグソーの使い方」で説明しています。

また、丸ノコを使った正確な切断は、下記2つの記事がありますので、参考にして下さい。

 

 

 

2.強度が高いこと

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せっかく完成した作品が、しばらくするとすぐに壊れてしまったら何の意味もありません。

また、極端にデザインを優先した作品だと、構造上から強度が保てない場合もあります。

その場合には、強度を保つ接着方法とその加工方法を再度検討し直し、どうしても強度を保つ方法が見つからない場合には、設計をやり直す必要があります。

作品の強度は上記1.の各部材の正確な切断が出来ていればほとんどクリアー出来ますが、切断以外でも強度を高めておく必要があります。

電動ドライバーのネジ止めの方法や強度を保つネジの長さについては、別の記事「電動ドライバーのネジ締め作業」で詳しく書かれています。

そちらも参考にして下さい。

また、接着を強度なものにして、さらに釘を使わないため見栄えが良くなるダボの加工についても、紹介している下記記事も参考にしてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

また、ダボよりも接着強度の高いビスケットを使う加工についても別に記事で紹介しています。

 

 

さらに、こちらの記事では、治具を使って正確な45度の切断をした額縁やトリマーで加工した溝と段欠き加工で釘やネジを使わずに強固な接着が出来るほぞ加工をした実例を紹介しています。

併せて参考にしてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

そして、最後に強度も高く見た目もネジや釘が見えない加工がほぞ加工です。

 

そんな加工は、熟練した職人しか出来ないものでしょう?

いえいえ・・大丈夫です。

トリマーと自作の治具を使えば、木工DIYの初心者の方でも、何回か練習すれば誰でもほぞ加工が出来ます。

興味のある方は、下記の記事を参考にして挑戦してみて下さい。

 

 

 

3.美しく仕上げられていること

見た目をより美しく仕上げて行くには、下記5つのポイントがあります。

表面が綺麗に塗装されていること

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図のように木材は、大きく分けて、最も広い面積になる木の表面(さらに木表と木裏があります)木の厚み部分である木口(こぐち)と木端(こば)の3つの面で成り立っています。

これらの部材の各面が綺麗にヤスリ掛けが施され、綺麗にムラなく塗装がされているかどうかで見栄えが変ってきます。

特に木口面は木肌も荒く、木の栄養分を運ぶ木簡がある箇所なので、塗料が多く染みこみ、その箇所だけ濃い色で着色されます。

最終的な塗装は、その前のサンドペーパーでの下地処理がとても大切です。

綺麗な塗装のためのサンドペーパーの掛け方の手順と塗装方法は、下記の記事で解説しています。

 

 

その後の塗装の手順を下記の記事で塗装の各段階の写真で示しながら3つの塗装の仕方に分けて失敗しないやり方を説明しています。

そちらも併せて参照してみて下さい。

 

 

木目の流れる方向が同じになっていること

木材にある木目が、左右に流れるものを横目、上下に縦方向に流れるものを縦目と言います。

完成した作品を一番目立つ正面から見た時に、この木目の横目と縦目がどちらかに統一されて揃っていると綺麗に見えます。

逆にそれが揃っていない場合には、違和感を感じます。

加工が済み、仕上げの段階でヤスリを掛け、塗装をすると、さらに木目は浮き上がって来ます。

例えば、テレビ台を作った場合、同じサイズの引き出しが上下に並んで2段ある場合、引き出しの持ち手のある正面の板が、1つは横目で1つは縦目だった場合を想像して貰うと分かると思います。

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一般的には、長方形の部材の場合、長さが長い方に沿って木目が流れているものが自然だと感じます。

別の記事の「木工DIYの設計図」の中でも書いていますが、どのように元の木材を各部材に切り出していくかを示したものが「板取図」です。

この「板取図」を描く時に、木材に入っていると予想される木目を想定した上で描いて行くことが必要です。

木目を考えた上で、板取図を描いて行けば、完成した作品は木目が同じ方向に流れ、違和感がなくなります。

但し、木目を優先して板取図を描いていくと、時として歩止まり(ぶどまり)の良い板取り(一定の寸法の木材の中で、いかに無駄な端材を出さない板取りをしていくこと)と矛盾することが出て来ます。

その場合には、他の目立たない箇所の部材(底板、上部の天板等)の板取りを見直したり、作品の用途(ラフな使い方をするか、見栄えも最大限良くしたい熱意を持って制作するものか)によって、ある程度妥協するか、妥協せずに新たな木材の寸法か追加を検討する必要があります。

木口面が正面に来ないように設計されていること

木組みとは、1つ1つの部材をどのように組み上げていくかということです。

この木組みによって最終の塗装の見栄えが大きく変わって来ます。

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【クリックで拡大】

上図は、引き出しを設計する上で、木組みの違う2つの設計例です。

塗装が終わると、上側の図では正面から見た時、引き出しの周りに木口面が剥き出しになっているので、濃い色で着色され、目立ちます。

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木材の木材に対して直角に切断した「木口」面は、木が自らの成長のために水分を吸い上げる管が剥き出しになる部分です。

塗料を塗るとすぐに木材の内部に塗料が染み込んで行き、他の部分よりも、濃い色で着色されます。

引き出しの表面の木表は滑らかですが、木口面はヤスリで研磨しても、どうしても荒さが残ります。

結果、あまり綺麗な仕上げにならない箇所です。

それに対して、上図の下の引き出しは、木端面が隠れて見えません。

おのように、設計段階から、極力正面には木口面が出ないようにしておく必要があります。

加工の難易度を考えて設計されていること

この引き出しの2つの例で、今度は加工する場合のことを考えてみましょう。

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<クリックで拡大>

上の木組みをした場合、引き出しの縦と横の寸法は、ぴったりと受け側の周囲の4辺にスムーズに抜き差しが出来るように加工していく必要があります。

でも、この加工はかなり難易度が高いものです。

大きすぎれば、引き出しは中に収まらないし、小さ過ぎると今度は周囲に隙間が空いて、ガタガタの引き出しになってしまいます。

一方、下の図は、引き出し部分が周囲の木口面をすっぽりと覆うので、多少の誤差があっても引き出しの抜き差しは出来るので、はるかにこちらの木組みの引き出しの加工の難易度は低くなります。

それに前面からは木口面は見えなくなり、すっきりした仕上がりになります。

もちろん、敢えて木口面を出し、そのことをデザインの1つにする手法もあります。

ただ、初心者の方は、下記の木組みして設計した方が、加工に苦労ぜずに、しかも見栄えのいい作品になります。

加工に一手間が加えられていること

 

四角い部材を組み上げて接合した段階で、そこにちょっとした一手間を加えることで、ぐっと作品が出来栄えがいいものに仕上がります。

一般的な各板材と板材の接着は、ボンドを使うかネジで止めて行く方法になります

ただ、止まったネジの頭が剥き出しになって見えていることは、敢えて見せる場合を除き、あまり綺麗で洗練された出来ばえの作品とは言えません。

ネジの頭を目立たせなくする方法は2つあります。

1つは、ネジの頭を一段階深く沈めてしまう方法です。

もう1つは、さらに沈ませたネジの頭にダボを入れて隠してしまう方法です。

具体的なネジの頭を隠す加工手順は、下記別の記事で説明しています。

併せて参考にしてみて下さい。

 

 

別の一手間としては、下記の画像のような面取りがあります。

 

【トリマーによる面取りの例】

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<クリックで拡大>

 

上記1でもお話したように、ほとんどの木工作品は四角い箱の形をしたものがほとんどです。

その箱の各面の縁(ふち)の部分に、面取りをしていくことで、直線的で固いイメージから、柔らかな雰囲気に変り、作品がワンランク上の見栄えになります。

皆さんの部屋の中に置いてある購入した家具類には、何らかの縁(ふち)を削った面取りの加工が施されているのが、ほとんどではないでしょうか?

この縁取りを加工するには、一般的には工具としてかんな、紙やすり、トリマーが必要です。

ただ、特に初心者の方が、かんなや紙ヤスリで面取りをすると、削り過ぎたり、逆に削りたりない等ちぐはぐになってしまいがちです。

綺麗に縁取りをするには、トリマーが最適です。

この縁取りの加工は、幅広い加工が出来るトリマーの作業の中でも、最も簡単なものです。

経験のない初心者の方でも、端材で何度か試してみて感覚をつかめば、失敗はほとんどありません。

是非、挑戦してみて下さい。

トリマーを使うかどうかは別にして、この縁取りを加工することは、料理で言えばスパイスを加えるようなものです。

是非、この縁取りの加工も念頭に入れ、ワンランク上の出来栄えを実現させて下さい。

こちらの記事では、トリマーで面取りする手順を紹介しています。

 

 

4.安全に加工が出来ていること

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手工具であれ、電動工具であれ、使用する工具を正しく取り扱い、安全に作業をすることは、言うまでもありません。

そのことを前提に、それぞれの工具の安全な使い方を知った上で、必要以上に怖がらずに効率良く、作品の出来栄えをワンランクアップ出来る電動工具に是非挑戦してみて下さい。

特に電動工具の安全な使い方は、各記事の中で折りに触れて説明しています。

 

5.効率良く作業が出来ていること

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出来栄えのいい作品は、一般的にはそれに掛けた手間に比例すると思います。

趣味として木工をやることで、1つの作品を何年もかけて完成させて行く道もありだと思います。

数は少なくとも、手間を惜しまず多くの時間を掛け、自分で納得出来る作品を作り上げたものは、かけがえのない作品だと思います。

ただ、一般的には木工の趣味は、出来上がった作品を生活の中で使うことが大きな目標となるので、芸術的な面よりも、効率良く出来ばえのいい作品が完成出来ることも大切だと思います。

このサイトでは、難易度が高く、時間もかかる手工具よりも、難易度も低く、取得する時間もそれほど掛からないで早く綺麗に作業が出来る電動工具をお勧めしています。

ただ、電動工具を使うことで一番のネックになるのは、その大きな作業音だと思います。

そのことも踏まえ、私のお勧めの電動工具は、全て静音に配慮したモーターの回転数を変えられるものをお勧めしています。

安全には充分注意をして、電動工具を使うことも、是非視野に入れてみて下さい。

では、次に最初に木工作業の最初の1歩となる、「構想と設計図、使用する板材の選定まで」のお話をして行きます。

 

 

以上

 

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